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私たちの活動

ハラブジャ母子病院の医療器材の入札実施

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が建設を進めているハラブジャ母子病院の医療器材の入札が12月8日、PWJスレイマニア事務所で行われました。この業者選定が、病院の医療サービスの質も左右することにもつながるだけに、入札も、その後の選考も、慎重を期して進められます。

入札書類の確認をするPWJスタッフ

入札書類の確認をするPWJスタッフ
(c)PWJ/Mayako USHIDA

入札の流れですが、まず参加する業者が午前10時の開始を前にPWJスレイマニア事務所に集まります。開始時間になると、PWJ入札委員会の委員が業者を部屋に招き入れます。そして、IDカード(身分証)とともに身元を確認したうえで、入札金額をホワイトボードに書き込みます。その後、参加者すべての名前が記載されたシートに各自署名をします。最後に、入札委員会の委員が、入札結果発表の時期を業者に告げ、入札が終了しました。
これから最長1カ月をかけて、業者から提出された書類をもとに、材の質や搬入後のアフターサービス、業者の調達能力などを確認・検討し、業者を決定していきます。ハラブジャ母子病院の医療サービスの質を決める上で、医療従事者の質とともに、医療器材の業者選定はとても重要です。

入札参加者リストに署名する参加業者

入札参加者リストに署名する参加業者
(c)PWJ/Mayako USHIDA

PWJ東京事務所のイラク事業担当として、今回はじめて入札の場に立ち会いました。事業の多くの部分は、PWJイラク現地代表の角免昌俊とPWJスレイマニア事務所スタッフによって管理・運営されているため、東京事業担当の役割は、日本の寄付者との連絡・調整や問い合わせ対応、毎月の会計報告のチェックが主となります。そのなかで今回入札に立ち会うことができ、事業の細部への理解が深まって事業をサポートしやすくなることを実感したのみならず、日ごろ、PWJ事業を支えてくださっている日本の支援者の方々へ現場の声を伝える上でもとても有意義な経験となりました。
※この事業は、国連開発計画(UNDP)や生活協同組合パルシステム東京の協力も得て実施しています。

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