東日本大震災 被災地ボランティア2011.4月 活動報告
東日本大震災に際し、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)では、支援のひとつとして、子供たちの心のケアプロジェクトを進めています。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
4月7日から1週間、東日本大震災の被災地へ行ってきました。
一ノ関を拠点とし、気仙沼を中心に陸前高田、南三陸の活動です。
PWJはパートナーのアメリカ Mercy Corpsと協働で、被災地にいる子どもの心のケアを目的とするプロジェクトを開始しました。
このプロジェクトでは、震災を体験した子どもに遊びなどを通じて安心と安らぎを与え、子どもたち自らの回復力をサポートするため、中長期的なプログラムを組んでいますが、4月は導入部分として、新学期始業までの期間を活用した支援者との信頼関係確立を目指しました。
子ども達はたいへん明るくふるまっており、初対面の私たちにも人懐っこく接してきてくれました。ゲームやおもちゃがなくても子どもは遊びます。外で縄跳びや鬼ごっこをしたり、雨の日にはトランプや折り紙などをしたりして過ごしました。
心の中に秘めている悲しみがあるように思えるものの、聞き分けがよく、子どもなりに現実を受け止めているようでした。
一緒に遊ぶ子どもたちの年齢層は幅広く、小さい子や小学生が中心でしたが、それらの子どもたちの面倒を見ている中学生・高校生・それ以上の若者も遊びの輪の中にはいってくれます。
彼らは小さいこの面倒をみることによって、悲しみを紛らわせるばかりでなく、誇りと自信を取り戻しているようにも見えました。
私たちはこの活動がさらなる彼らの自信回復へつながることを願っています。
子どもへの支援は、地元の協力者も含めて、刻一刻と増えていっています。
PWJではこの子どもの支援を長期的なビジョンのもとに、今後の活動へつなげていくということです。
(ボランティア Kさん)
ボランティア体験談、ボラのつぶやきへの投稿記事も合わせてお読みください。
▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲