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【ウクライナの今に密着:最終話】─この街に残りたい─地下で人々が踊るワケとは?

 
ピースウィンズのカメラマン近藤が、ロシアによるウクライナ侵攻から一年が経つ、戦時下のキーウでの日々の暮らしに密着しました。
密着をしたのは、ピースウィンズのキーウ事務所に勤めているウクライナ人スタッフのカタリーナさんです。
Part.3日常と戦争の狭間を生きるキーウ市民「言葉にできない “怒りの気持ち“」に引き続き、いよいよ最終回となる密着の様子をお送りします。
最終回では、それぞれが生活の楽しみ方を見つけ、日常と戦争の狭間で強く、生き生きと暮らす人々の姿がありました。そんな戦時中でも避難をせず、キーウに残る人々の生活の活力とは。
 

 
どんな天気の中でも、そして空襲警報がなっている中でも、キーウの地下で踊り続ける年配の方々がいます。たとえ家族が避難をしても愛するこの街に残り、踊り続けています。
「笑い合って過ごす時間が、今のキーウ市民にとって大切なんだ」
この地下に、戦時下で踊り続ける年配の方々の様子をかたどった像が作られ、一つの歴史として刻まれました。この出来事は、この場所がなくならない限り形として残り、語り継がれます。
 

 
「戦争が始まる日まで、戦争が起こることを信じられなかった」と市民が口を揃えて話すほど、突然それまでの日常が壊された人たちがたくさんいます。そして未だにこの国は戦時下にありますが、夜の街には、発電機を使った露店があり、レストランやバーにもたくさんの若者が集まるなど、すでに復興に向けての兆しが見られます。
「たくさんの支援者がウクライナに寄り添い、共に立っている」ということを伝えることが復興に向けて希望を持つウクライナ市民の励みになるのではないでしょうか。
 

 
戦争が一日一秒でも早く終わることを願って、安心して過ごせる平和な日が来るその日まで、この国に住む人がしっかりと暮らしていけるように、ピースウィンズは支援を続けます。
 

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