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私たちの活動

【南スーダン】「学校を自分たちの力できれいに!」~学校衛生クラブの挑戦

「マンゴーをもらったら、まずどうしますか」
「マンゴーをそのまま食べる」
「手を洗って、そのあとにマンゴーを食べる」
「食器も食べる前に洗わないと」
 

トレーニングの様子

 

学校衛生クラブの役割について説明するピースウィンズのスタッフ

 

質問に答える生徒たち

 

一生懸命、ノートをとる学校衛生クラブのメンバー

 
南スーダン共和国、中央エクアトリア州ジュバ郡郊外にあるゴロム難民居住地区にあるホールに集まったのは、同難民居住地区にある小学校の学校衛生クラブの生徒たち。ファシリテーターであるピースウィンズのスタッフからの質問に、生徒たちが答えていきます。
 
スーダン難民が6割以上を占めるゴロム難民居住地区は、今もなお人口が増え続けていますが、支援は追いついておらず、人びとの衛生環境は決して清潔とは言えません。ごみが所々に捨ててあったり、給水所やトイレの掃除がされていなかったり、また人びとの身の回りを清潔に保つことへの意識が足りていなかったりしています。
 
そうした環境を、衛生知識を普及するアンバサダーとなって、学校を拠点に変えていこうとしているのが学校衛生クラブの生徒たちです。ピースウィンズは、学校衛生クラブの生徒たちに対して、3日間の基礎衛生に関するトレーニングを行いました。
 
学校衛生クラブは、4年生から7年生の生徒で構成され、学校や身の回りの衛生環境を改善する行動を実践し、その知識や行動をほかの生徒たちに伝えていく役割を担います。安全な水と正しい水の保管方法、身の回りの掃除、トイレの使用と掃除、石鹸を使った手洗い、爪を切ることや身体を洗うことなど身の回りを清潔に保つ方法について、トレーニングを通して学びました。
 

グループワークに取り組む生徒たち

 

各グループで話し合ったことを発表

 
トレーニング最終日には、グループワークやみんなの前でのデモンストレーションなども取り入れ、これまで習ってきたことを復習し、学校衛生クラブの役割について再確認しました。
 

ポストテストを受ける子どもたちの目は真剣です。

 

顧問の先生も真剣にポストテストに参加。研修のため来日経験のある、日本語が話せる先生です。

 
明日からどのような行動を起こしていくか、という質問に対し、生徒たちからは、
「正しい手洗いの仕方を集会でデモンストレーションする」
「ごみ拾いをする」
「身の回りを清潔に保つ方法について、友だちと話す」
「給水場ときれいにして、子どもたちが周りで遊んだりしないようにする」
 
など、積極的なアイデアが出ました。学校衛生クラブの顧問の先生からも、「変化を起こすために、行動するように!」と激励の一言。
 
ピースウィンズは学校衛生クラブと共に、学校を拠点に衛生環境の改善を行っていきます。
 

学校衛生クラブの生徒たち

 
本事業は、UNHCRからの資金提供と、みなさまからの温かいご支援によって実施されています。引き続き、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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