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私たちの活動

受益者からの声が届きました。

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は2010年1月にハイチで起こった大震災以来、ハイチの復興のため、支援を継続してきました。今年2月に開始した教育環境改善事業で5月末までに仮設教室設置が完了したフレール・デコステ校の校長先生と生徒から喜びと感謝の声が届きました。

「PWJの支援はまるで天国から届いた贈り物といっても過言ではありません」

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ルイネル校長先生    

このように、歓喜の声で話はじめてくれたのは、同校のイブ・ルイネル校長先生でした。「震災後、多くの支援団体が訪問してくれましたが、なにもしてくれませんでした。でもPWJは違いました。仮設教室を整備するだけなく、必要不可欠な学校家具や備品、教科書、リクリエーション・キットの提供や、生徒への文具などの配布もしてくれました。さらに、キャパシティ・ビルディング講座や、心理社会サポート講座、保健衛生向上講座、防災講座の実施は、教員と生徒・児童の人生に大変役に立つものになると確信しています。また、完成した仮設教室は質が良いため、教育省が全国で実施する進級・卒業試験会場として選ばれました。非常に誇らしいことです。」

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ルイネル校長先生(写真左)新しい仮設教室の前で

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「新しい教室が気に入っています」と話す児童たち

「この学校に通えることを誇らしく思っています」

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  エドワード君

生徒会長のエドワード・イベンツ君は、同校の高校2年生。
PWJが本事業を開始する際、校長、教員、コミュニティメンバー、親、生徒・児童からなる学校支援委員会を、支援対象校に組織してもらいます。彼はその生徒代表メンバーです。
「以前の学校は震災で倒壊し、とてもひどい状態でした。そのため、自分がこの学校に通っていることを友人に話すのが恥ずかしくて言えませんでした。支援で教室や衛生施設が新しくなってからは友人にも堂々とこの学校に通っていることを話すようになりました。また、この学校が、教育省が全国で実施する進級・卒業試験会場として選ばれ、とても誇らしく思っています。
また、実施されたどの講座も、学校生活だけでなく、これからの人生でとても役立つものだと思いました。たとえば、キャパシティ・ビルディング講座では、学校運営に役立つ知識を得るだけでなく、5年後のビジョンと計画、それを1年ごとの具体的計画に落とし込んだアクション・プランを作成したことで、その講座で得た知識を今後どう活かしていくか具体的に学ぶことができました。また、講座から得たノウハウでより多くの人を助ける人間になりたいです。」
終始笑顔を絶やさず、感想を述べてくれたエドワード君の将来の夢は、ビジネス分野で総務やマネージメントの仕事をすること。物腰やわらかく聡明で芯がしっかりとしたエドワード君の将来を応援したくなるひとときでした。

「得た知識を今後の生活に活かしていきたい」

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メアシロームさん

高校2年生のメアシローム・スニーズさんは、同校に1年前から通っています。
「教室は美しくなり、風通しがとても良く涼しいです。勉強がはかどります。文具の提供もありがとうございました。保健衛生向上講座と防災講座で習った内容は、すべてはじめてのことばかりでした。正しい手洗いの仕方やトレイの使い方。災害時、まずどう行動すべきか。とても役に立つ知識を得たので、今後の生活に活かしていきたいと思います。」
一番好きな科目は物理と話すメアシロームさんの将来の夢は、小児科の医師になること。乳幼児の死亡率も高いハイチにおいて、小児科は不可欠です。夢にむかって邁進してほしいです。
*本事業は、ジャパン・プラットフォームによる資金や寄付金などにより、実施しています。

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