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<川嶋あいチャリティーソングクリック募金>のご寄付による学校建設事業が始まりました

シンガーソングライターの川嶋あいさんが楽曲「カケラ」を提供して募金を呼びかけた<dff.jp 川嶋あいチャリティーソングクリック募金>が、2008年5月から7月までで100万クリックを達成し、クリック募金サイトを運営する株式会社ディ・エフ・エフより、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)のリベリアでの学校建設事業に100万円が寄付されました。PWJは、川嶋あいさんをはじめ、クリック募金に参加した多くの方の想いがこめられたご寄付によって支援する学校を決めるために調査を重ね、このたびゲイフロー・デビー(Gayflor Dabee)小学校の校舎を建設することを決定しました。

PWJは8月いっぱいかけて、いくつもの学校を訪問し、支援する学校の選定を進めました。そのなかには住民との話し合いも重ねて最終決定の段階まで進んだところもありましたが、村人の都合によりPWJによる建設は見送りとなってしまいました。9月中旬にゲイフロー・デビー小学校を訪問して関係者にプロジェクトについて説明し、続いて住民との話し合いを持つことになりました。翌週、小学校を再度訪問、住民集会を開いてもらい、必要な資材や住民からの協力について、PWJから詳しく説明しました。
ゲイフロー・デビー小学校は2年前に開校されましたが、校舎はなく、教会の建物を教室代わりに使っています。約70人の生徒を、校長先生ともう1人の先生の計2人がみています。村の人びとは「何とか子どもたちにもう少しよい環境で教育を受けさせたい」と以前から自力で教室を建てることを計画し、ヤシなど地元の材料を揃えるなど、積極的に動いていました。

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写真左:教室として使っている教会の建物
写真右:教室の中の様子
(C)Peace Winds Japan

PWJは村の住民との話し合いのなかで、今回のご寄付によって、現地で手に入る資材よりも耐久性のあるトタンやセメントなどの資材をPWJが調達して提供することが可能であること、PWJの建築チームによる技術的なアドバイスを提供できることについて説明しました。また、自分たちで教室を建てようとしていた住民の積極性を生かすプロジェクトにしたいと考え、「建築作業はすべて住民が行う」という約束もPWJから提示しました。
住民からは、その後、プロジェクトの要請と同意の手紙がPWJへ届きました。住民たちは「プロジェクト運営委員会を設置しました」と学校建設にかける意気込みを報告してくれました。この事業によって、3教室と職員室、倉庫が建てられ、子どもたちは初めて教室のなかで勉強することができるようになります。

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住民との話し合いの後で
(C)Peace Winds Japan

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