SHARE
facebook X LINE
私たちの活動

【シリア難民支援】新規難民の大量流入に対応

プレスリリース
世界各地で難民・避難民や災害被害者の支援を行っている特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(以下PWJ、本部=東京都千代田区、代表理事=大西健丞)は、内戦の激化に伴い国外避難するシリア難民の大量流入に対応するため、緊急食料配布を開始します。
8月15日以降、シリアから国境を越えてイラク北部のクルド人自治区へ避難した難民は4万人に達し、その数は増え続けています。PWJが支援活動を続けてきた国境近くのドミズ難民キャンプではその収容人数を大幅に上回るため、アルビル州にカウルグスク(Kawrgosk)臨時難民キャンプが設営され、その他数カ所の難民キャンプでも受け入れ体制を整えている状況です。
イラクのシリア難民キャンプ 撮影ピースウィンズ・ジャパンイラクのシリア難民キャンプ 撮影ピースウィンズ・ジャパン
イラクのアルビル州に新設されたカウルグスク臨時難民キャンプ © ピースウィンズ・ジャパン
PWJイラク事業責任者カワ・サミ・サブリからの報告によると、現地では新たなテントの設営、当座の食料や飲料水の配布、大量の新規難民世帯の登録手続き、生活必需品の確保などが急務であるが、まだ対応が行き届いておらず、やっと難民キャンプにたどり着いた家族たちが、炎天下に座り込んでいる姿も見受けられるとのこと。
シリア難民 撮影ピースウィンズ・ジャパンシリア難民 撮影ピースウィンズ・ジャパン
内戦から逃れて国境を越えてきたシリア難民 © ピースウィンズ・ジャパン
PWJは、これらの難民世帯に対し、緊急で基礎食料の配布を実施します。さらに、ビスケット、パン、果物など、調理を必要とせずにすぐに摂取できる食料の配布も検討しています。
【PWJのシリア難民支援】
PWJは、2012年11月からイラク国内のドミズ難民キャンプでシリア難民支援を実施。食料、衛生用品や灯油などの生活支援物資の配布をはじめ、2013年5月からは、避難生活が長期化した難民を対象とした雇用支援を行ってきました。現在イラクには11名のPWJスタッフがおり、内1名が日本人駐在員(深川啓 秋田県出身30歳)です。
皆さまからのご寄付を随時募集しております。何卒ご協力くださいますよう、お願い申し上げます。
寄付をする
▼ピースウィンズの【シリア難民支援】関連記事
2013.08.06 シリア危機シンポジウムのご報告
2013.02.22 増え続ける難民にさらなる支援を
2012.12.20 厳しい冬を超えるために
2012.11.02 支援準備を開始
【現地スタッフへの取材のお申し込みなど本件に関するお問い合わせ】
広報:田代
pr@peace-winds.org
本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成金や皆さまからのご寄付により実施しています。

SHARE

SUPPORTご支援のお願い

支援が必要な人々のために
できること

ピースウィンズは世界各地で起こる紛争や災害などの危機に
いち早く駆けつけ、危機にある命を支援します。
また、傷ついた命が自分たちの力で歩んでいけるよう、
復旧・復興・開発に寄り添います。