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夏休み、気仙沼・唐桑で、地元の達人たちと地域の魅力を連続体験

現役漁師との海中観察や、鳴き砂で知られる九九鳴浜を巡るシーカヤックツアーなど、地元の「達人」たちと一緒に地域の魅力を体験する連続イベント「Re;us World(リアスワールド)」が、夏休みに合わせ、7月27日(土)から8月18日(日)まで、宮城県気仙沼市唐桑町内で開かれます。
震災からの復興を目指し、被災地のコミュニティ再生支援に取り組んでいるピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、地元のNPO法人あすわとともに、このイベントを共催します。

「リアスワールド」でプログラムを提供する「達人」たちが集結
「リアスワールド」でプログラムを提供する「達人」たちが集結

唐桑町では震災前から過疎化が進み、若者の流出が大きな課題となっていました。
地域の活性化の必要性が叫ばれていましたが、業種や世代、地域を超えた交流はあまりありませんでした。
震災で、基幹産業だった漁業が大きな打撃を受けてからは、人口減少に拍車がかかっています。
「私たちの暮らす世界を見つめ直す」という意味を込めた「Re;us world」は、参加者が地元の魅力を再発見することで、交流が生まれることを目的としており、PWJは、コミュニティにおけるつながりの強化や、若者と子どもたちがまちに根付いていくきっかけづくりになると考え、あすわが主催するこのイベントを共同開催することにしました。
実施する体験プログラムは、「遊び」をテーマにした「ドキドキやまがっこ系」(やまがっこは、地元の言葉で、みちくさの意味)や、「体験」を重視した「なるほど体験系」、体を動かす「からだのびのび系」、地元の食の魅力を再発見する「わいわい美味しい系」など5つの系統の20種。
このうち、「やまがっこ系」では、「現役漁師とハマ遊び」(8月10日、達人は吉田晋さん)、「シーカヤックツアー」(7月31日と8月8日、達人は千葉正樹さん)、「美味しい系」では、「体の免疫力を上げるお料理教室」(7月28日、達人は小野寺ももさん)などのプログラムが予定されています。
また、地元の「達人」に加えて、震災復興支援をきっかけに地域とかかわるようになった町外の団体が提供するプログラムもあり、そのなかには、PWJ緊急対応部長の山本理夏が達人として登場する「世界の子どもたちに絵のメッセージを送ろう!」(8月9日)なども含まれています。
唐桑の風景(「リアスワールド」ガイドブックより)
唐桑の風景(「リアスワールド」ガイドブックより)

すべてのプログラムを掲載した「リアスワールド」オフィシャルガイドブックは6月末に完成し、気仙沼市内の全小中学校や地域の商店などに配布されています。
参加申し込みは、電話とウェブサイトで現在受け付け中です。
町外からの参加も歓迎ですので、詳細は「リアスワールド」公式ウェブサイトをご覧ください(プログラムにより、300円から5000円の参加費が必要です)。
リアスワールドガイドブック
リアスワールドガイドブック

PWJは、あすわのようなコミュニティに根差したグループと協働していくことで、地域に効果的なインパクトを生み出すことができると考えています。今回の「リアスワールド」の取り組みが、唐桑のコミュニティ再生に寄与することを目指して、引き続き活動を行っていきます。
▼NPOあすわのホームページはこちら
http://aswa-as-world.jimdo.com/
報告:東北事業調整員 奥村真知子

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