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私たちの活動

【バングラデシュ】リハビリテーションの専門家によるワークショップ2 ―車椅子をもらっても、使い方を知らなかった?!―

難民キャンプでは一部の避難民がボランティアとして様々な活動に携わっており、私たちピースウィンズは彼らの知識向上に力を入れています。
 
今回、日本から派遣したリハビリテーションの専門家J-Workoutの浅見さんが同じ難民キャンプ内の診療所や障害者向けのサービスを提供する施設など障害者と関わる機会が多くある他施設のスタッフやボランティアを対象にワークショップを実施しました。彼ら自身も避難民・周辺のホストコミュニティの住民であり、ヘルスポストといった地域に根差した施設で彼らを支援しています。
前回のコミュニティボランティア対象ワークショップ1の様子はこちら
 
加齢や怪我、病気などにより身体が不自由になってしまった障害者や高齢者の生活が身体を動かすことで少しでも楽になるよう、診療所のスタッフ、コミュニティヘルスワーカー、そして私たちピースウィンズスタッフ一同、熱心に学びます。
 
寝たきりでも座ったままでも出来る動作で、少しでも身体を動かすことは、とても大事です。
 

手のストレッチを学ぶ参加者たち

 
そして今回、バングラデシュで様々な活動に携わるKOLPONAの田中さんに通訳をしていただきました。田中さんは長年バングラデシュに滞在しており、バングラデシュの公用語であるベンガル語だけでなく難民キャンプ周辺で使われる現地の言葉も話せるため、参加者は一瞬びっくりした様子。現地の言葉で直接指導内容を伝えると参加者のモチベーションも集中力もさらにアップします!
 

左奥・リハビリテーションの専門家浅見さん 右手前・通訳田中さん

 
あらゆる運動方法を学んだ後、皆で車椅子の正しい操作方法について学びます。難民キャンプでは車椅子が寄付されることがありますが、車椅子の正しい使い方やメンテナンス方法といった技術を学べる機会は多くありません。私たちピースウィンズは、技術を伝えることによって彼らの知識向上を手助けし、事業が終了したあとも障害を持つ方へのサポートが継続されることを目指しています。
 

車椅子の正しい操作方法を体験

 
今回、2回のワークショップで計60名以上の参加者に身体の状態に合わせて強度を変える運動方法や車椅子の操作・メンテナンスについての知識を伝えることができました。これからもピースウィンズは様々な分野の専門家と協働し、難民キャンプや周辺のホストコミュニティで暮らすコミュニティボランティアたちの知識や技術の向上を目指していきます。
 

ワークショップの修了証を手に皆で記念撮影

 
本事業はジャパン・プラットフォームからの助成金や個人・法人の皆さまによるご寄付金により実施しています。引き続き、皆さまからの温かいご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

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